
「離乳食始まるけど、そろそろ椅子いるよね」「どんな椅子がいいかな」
そう思って検索を始めると、木製、ローチェア、テーブルに付けるタイプ……候補が増えるばかりで、決まらない。値段も3,000円から6万円まであって、何が違うのかも分からない。
その気持ち、よく分かります。私も上の子のときに、寝かしつけのあと毎晩スマホで口コミを読み漁っていた一人です。
わが家が選んだのはNOVUS(ノウス)のベビーハイチェアです。
結果として、下の子にも同じものをもう1台買いました。これがいちばん正直な評価だと思っています。
ただ、いいことばかりではありません。この記事では4年使ったからこそ分かったことを正直にお伝えします。
結論:NOVUSは「子どもが長いあいだ使い続けられる椅子」でした
結論として我が家がNOVUSを選んでよかったと思う理由は、突きつめるとこの1点です。
使い始めてから4年、一度も「そろそろ買い替えかな」と思ったことがない。
子ども時代を1脚で走りきれる——ここがNOVUSの本当の価値だと思っています。
ベビーチェアは、子どもの成長に置いていかれやすい家具です。離乳食用に買った椅子が1年で窮屈になり、次はローチェア、その次は大人用の椅子にクッションを重ねて……と、気づけば2脚3脚と買い足していた、という話はよく聞きます。
NOVUSは、座面の高さが4段階、座面の奥行が3段階、ステップ(足のせ台)が9段階変えられます。子どもの背が伸びるたびに、椅子のほうを合わせていけます。だから「小さくなったね」というタイミングが、まだ一度も来ていません。
さらに大きいのが、見た目が4年たってもくたびれないことです。座面や背板が樹脂素材なので、毎日の食べこぼしが染み込みません。どんなに長く使える設計でも、汚れて古びてしまえば結局は買い替えたくなります。
「機能として使えること」と「ダイニングに置いておきたいと思えること」が同時に続く——これが本当の意味で長く使える椅子の条件だと、4年たって気づきました。
15,000円前後という価格は、決して安くはありません。でも4年間買い替えゼロで、今後もまだまだ使い続けます。
上の子の1台が今も現役だからこそ、下の子には”お下がり”ではなく同じものをもう1台買いました。長く使えると分かっていたからこその2台目です。
NOVUSをおすすめしない方
・ダイニングの通路が狭い家(後ろ脚が斜め後ろに張り出します)
・折りたたんで収納したい方(折りたためません)
・ふかふかの座り心地を求める方(座面はかたいです)
これらに該当する方は、NOVUSをおすすめできません。
NOVUSのデメリットについては、後ほど詳しく説明します。
NOVUSベビーハイチェアの基本スペック(2026年時点)
まず基本情報を整理します。NOVUSは、ヨーロッパの子ども用家具の安全基準(EN規格)に適合しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| サイズ | 幅55.2 × 奥行65 × 高さ81.5cm(テーブル高71cm) |
| 重量 | 6.9kg |
| 対象月齢 | 一人すわりができる6ヶ月〜 |
| ベビーガード | 36ヶ月(15kg)までは装着必須。以降は取り外し可 |
| 耐荷重 | 130kg |
| 座面の高さ | 4段階(46 / 49 / 52 / 55cm) |
| 座面の奥行 | 前後3段階 |
| ステップの高さ | 9段階(15.3〜41.3cm) |
| 素材 | 前脚:アルミ/後脚:スチール/座面・背板:PE/テーブル・ガード:PP |
| カラー | グレー・ブラック・ホワイト・グレージュ |
| 価格 | 14,999円(2026年現在の楽天市場での価格) |
わが家は上の子がグレー、下の子がグレージュの2台使いです。
4年使って本当に良かったところ4つ
①成長に合わせて「椅子のほうを」調節できる
結論でも書いた、いちばんの決め手です。
子どもが座りにくそうにしているとき、原因はたいてい足が床(ステップ)に届いていないことです。足がぶらぶらしていると、姿勢が崩れて、食事に集中できません。
NOVUSはステップが9段階(15.3〜41.3cm)あるので、そのときの身長にぴったり合わせられます。背が伸びたら1段下げる。それだけで、また座っていられる時間が延びる。
また、座面も奥行きが3段階あるので、成長に合わせて座面の長さを伸ばすこともできます。
ベビーガードが必要なのは36ヶ月(15kg)までです。それを外すと、ぐっと「子ども用の椅子」の顔になります。
離乳食用に1脚、幼児用に1脚……という買い替えが発生しないぶん、価格は結果的にかなり安く付いたと感じています。
②組み立てが簡単。説明書とにらめっこしなくていい
ベビー用品でありがちな「休日が半日つぶれる組み立て」がありません。
わが家は2台とも組み立てましたが、2台目は説明書をほとんど見ずに終わりました。部品点数が少なく、迷うところがない設計です。届いたその日の夕食から使えます。

2台とも私1人で組み立てましたが、30分もかからず簡単に組み立てることができました。
③子どもが一人でのぼって座れる。しかも、ぐらつかない
9段階に調節できるステップが「足がかり」になるので、子どもが自分でよじ登れます。そして登っている最中も、椅子がまったくぐらぐらしない。
ここ、本当に大事です。子どもは体重を片側にかけて登るので、軽い椅子や華奢な椅子だと大人が支えていないと不安になります。
NOVUSは前脚がアルミ、後脚がスチールで、後ろ脚が斜めに広がった構造です。子どもが全体重を片側にかけても、びくともしません。

「ごはんだよー」と言えば、自分で登って待っていてくれます。この状態になった日から、育児の負担がひとつ減りました。
④食べこぼしを、拭くだけでリセットできる
座面や背板がPE(ポリエチレン)素材なので、汚れが染み込みません。木製チェアのように「しみになって残る」ことがない。
テーブルはワンタッチで外れるので、丸ごと洗面所に持っていって水で流すこともできます。カレーの日でもうどんの日でも、翌朝には何もなかったことになっています。

基本はさっと拭くだけで綺麗になりますが、座面中央部分のベルト箇所は食べこぼしが挟まってしまうので、少々手間がかかります。
正直つらかったデメリット4つ
ここからは、買う前に知っておいてほしかったことです。
①「大人も座れる」は、期待しないほうがいい
NOVUSは耐荷重130kgなので、大人も座ることができます。私は、子供と大人が一緒に共有して使用できるのかなと思っていましたが、それはさすがに難しかったです。
子供のサイズにしている場合、座面の奥行きが短くなります。大人も座ることはできますが、お尻がすべて乗らないので「一応、椅子に乗っている」という感じになります。数分ならいいけれど、食事の間ずっと座っていることは厳しいです。
大人が座れるサイズに調節することはできますが、ワンタッチで出来るわけではなく、ねじを開けてサイズを調節して締め直さなければならないので面倒です。
「大人も一緒に使える椅子だから」という理由で選ぶと、期待とズレます。あくまで”子どもが長く使える椅子”であって、”一緒に使用できる椅子”ではなかったです。
②後ろ脚の出っ張りに、大人がつまずく
安定性の代償です。後ろ脚が斜め後ろに広がっているので、椅子の後ろを通るときに足を引っかけます。
ダイニングの通路が狭いお宅は、購入前にメジャーで奥行65cmぶんのスペースを測っておくことをおすすめします。

最初キッチンに一番近い場所に配置していたらしょっちゅう足を引っかけたので、一番奥側に配置を変えました。我が家はとても狭いですが、配置を変えたら問題ありませんでした。
③安全ベルトがベビーガードと一体になっている
洗いたいときに、ベルトだけを外せません。ベビーガード(机)ごと取り外して持っていく必要があります。
日常のお手入れは拭くだけで済むので大きな問題ではありませんが、「ベルトだけさっと洗いたい」ときに少し面倒です。
④座面はかたい
クッション性はありません。長時間座らせるなら、市販のチェアクッションを敷いてあげるほうが快適だと思います。
気になる方は専用のクッションもあるので一緒に購入することもできます。

我が家はクッションは使用していません。NOVUSは、主にごはんの時とテレビを見る時に使用しているのですが、特にクッションがなくても問題ありません。
4年使った経年変化
4年使用しているNOVUSのベビーチェアの現状がこちらです。
| 前面 | 背面 | 側面 |
|---|---|---|
![]() | ![]() | ![]() |
| 見た目の変化 | ![]() シールをぺたぺた貼られていますが、大きな汚れや傷はありません。 |
| 塗装のはげ、キズはあるか | ![]() 足部分の塗装が一部はがれていますが、目立ちません。 |
| 座面のすき間に落ちた汚れは取れるか | ![]() ベビーガードを使用する場合、座面の中央部分(赤丸箇所)に汚れが溜まりやすいです。汚れはウェットティッシュ等で簡単に落とせます。 またこの箇所はベルトも同様に汚れやすいです。 |
| 床に傷は付いたか | ![]() 下にクッションのようなものが付いているので、床は傷ついていません。 |
| ネジのゆるみ | 今のところネジは一度も締め直ししたことはありません。 |
| 2台目との比較 | ![]() 左が2台目(1年経過)、右が1台目(4年経過)のNOVUSです。見た目に大きな差はありません。 |
なぜ2台目も NOVUS にしたのか
下の子が生まれたとき、当然ながら「1台を交代で使う」「別のメーカーを試す」という選択肢もありました。
それでも同じNOVUSをもう1台(グレージュ)買った理由は、シンプルです。上の子で使って、不満が”許容できる範囲”に収まっていたからです。
ベビー用品は、2人目のときに本音が出ます。1台目は期待とイメージで選びますが、2台目は実績でしか選びません。わが家がもう1台買ったという事実が、この記事でいちばん信用できる部分だと思っています。
グレーとグレージュを並べてみて、色の印象は【グレーはおしゃれでかっこいい印象、グレージュはやわらかい印象】でした。
我が家は白基調でダイニングテーブルも木製なので、グレージュの方が馴染みました。ダイニングテーブルやダイニングチェアが黒などの場合はグレーの方が馴染むと思います。

2台目を購入した理由はその他にも、食べこぼしの掃除が楽だった事と、同じ椅子の方が統一感があると思った事もあります。
迷ったほかのハイチェアと、選ばなかった理由
※わが家で使ったことがあるのはNOVUSだけなので、ここは「検討して見送った理由」としてお読みください。
| NOVUS | 大和屋 すくすくチェア | ストッケ トリップトラップ | |
|---|---|---|---|
| 価格帯 | 15,000円前後 | 18,000円前後 | 4〜6万円台 |
| 素材 | 樹脂+金属 | 木製 | 木製 |
| お手入れ | 拭けば終わる | 木なのでシミに注意 | 木なのでシミに注意 |
| 見た目 | モダン・シンプル | ナチュラル | インテリア性が高い |
| 重さ | 約6.9kg | 約7.5kg | 約6.4kg前後 |
| 耐荷重 | 約130kg | 約80kg | 約136kg |
木製のあたたかい雰囲気はとても魅力的でした。ただ、離乳食期に毎日こぼす前提で考えたとき、「シミが残らないこと」を最優先にした結果がNOVUSです。
トリップトラップは大人まで本当に使える名品ですが、価格が3〜4倍。費用を抑えたかったこともあり、NOVUSを購入しました。
よくある質問
- Qいつから使えますか?
- A
一人すわりができる6ヶ月ごろからです。36ヶ月(15kg)まではベビーガードの装着が必須です。
- Q洗えますか?
- A
テーブルはワンタッチで外して水洗いすることが出来ます。洗わなくても拭き取りすることで綺麗になります。座面・背板は樹脂なので拭き取りでOKです。
- Qクッションは必要ですか?
- A
座面はかたいので、長く座らせるなら市販のチェアクッションがあると快適です。ちなみに我が家はクッションを使用していません。クッションは無くても特に問題ありません。
- Q折りたためますか?
- A
折りたためません。常時ダイニングに置いておく前提の椅子です。
まとめ:買う前に、この3つだけ確認してください
①ダイニングに奥行65cm+後ろを歩けるスペースがあるか……メジャーで測ってください。後ろ脚の出っ張りは、狭い部屋だと毎日のストレスになります。
②「大人も一緒に使える」と期待していないか……長く使えるのは子どもです。ここを納得して買えば、がっかりしません。
③折りたたんで片づけたいか……NOVUSは畳めません。出しっぱなし前提の椅子です。
この3つが問題ないなら、たぶん後悔しません。あとは色を選ぶだけです。
椅子選びで迷っている方の、判断材料になればうれしいです。
参考情報(執筆時点)
- ヤトミ NOVUS ベビーハイチェア 製品情報
- 価格・在庫・カラー展開は変更される場合があります。ご購入前に最新情報をご確認ください。








